ラオスの風・・ 南の国のミュージアム

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仕事が始まった

先週は五月雨式に職場に顔を出していたので、さしたる緊張感もなく8時半に歩いて出勤した。

学芸員室は朝からお茶を飲んだりリラックスした雰囲気で、仕事の打ち合わせやら自然な感じで好意的だ。これというのも先月から滞在しているキャンベラのオーストラリア国立博物館のカメラマンがとても人柄もよく私に対して個々の仕組みなどを熱心に教えてくれることにもよる
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5人のスタッフは全員私の半分以下の年齢で、親子のような関係だ。まずは館内を案内していただいたが、欧米人の観光客であふれていて見どころの多い博物館だ。ここでスタッフの一員としてはたらけることに改めて喜びがわいてきた。

展示場とはいえ宮殿をそのまま公開しているので、謁見の間の豪華なモザイク壁画などは撮影禁止のためここで見るしかないので初めて見る者には圧倒的な迫力で迫ってくる。王の接見の間には1930年代フランス女性画家がルアンパバンの一日と題した大壁画が壁を覆いこれも美術館並みの展示の目玉といえよう。

王の祈祷のための仏間、身の回り品や各国からの贈答品などとてもきれいに展示されており、ビエンチャンの国立博物館から見ると雲泥の差だ。(よかった)

野外に回ると王のボートやシトロエンなどフランス製の車も展示している。これを50年以上も維持してきたのは大変なことだ。ほかにもその2階にはドイツのカメラマンのルアンパバンの僧侶を撮った写真展、裏に回って先週お目にかかった柳本教授の仏像修復室も作業現場を公開している。

5,6人のラオス人スタッフが黙々と仏像の修復にあたっていたが、教授によれば多少乱暴なこともあるが現実に着々と復元修復ができており、本来遺棄されるほどの仏像もここで蘇っており大きな成果だという。

修復室や敷地入口左側の大きな会議場は隔日の民俗舞踊の部屋でこれらは別の組織だという。


午後からはいよいよ私もかかわる収蔵庫を案内していただいたが、すごいことになっている。おびただしい書類を紐で括っただけで山積しているフランス語の書類や雑誌類・・・一部屋まるまる写真とアルバムだけの部屋(主戦場)、もちろん考古品や衣装、食器や家具まで。

全部とは言わないまでも、自分なりの手法でこれらの保存と活用が図られるようわずかでも協力していかなければならないという熱い思いがわいてきた。
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by czb12447 | 2011-02-15 08:48 | 国立王宮博物館

ラオス・ルアンパバーンの暮らしと国立博物館をレポート


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