ラオスの風・・ 南の国のミュージアム

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ルアンプラバンの町並み

街をぶらつくと、いろんな店がある。最も多いのがレストラン、道まではみ出して外国人(自分もそうだった)がなにか食べている。次にネット喫茶か旅行代理店もこの界隈では目立つ存在。一歩横道に入ればたぶんゲストハウスがダントツだろう。工事中のところも多いし、郊外にもどんどん建っている。

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ユネスコはこの町を「二つの全く異なる伝統を混在させた伝統的な建築と都市構造が例外的な融合と形容しています。」この特異性から世界遺産に登録されこともあり、これ以上増えると世界遺産取り消しだという意見も一部にはあるようです。

それからスペースでいえばワット=お寺が多い。世界遺産地区内で35か寺あるとされています。有料のところも無料のところもあります。いずこも黄色い僧衣を付けた僧がいるだけこの国の仏教はまだ生きている感じがします。

ここに住んでひと月近く、気候は昨日の今日へとあまり変化なくどんどん暑くなる一方ですが、4月の暑さを聞くにつけ耐えられるか不安になります。幸い今のところ至って健康ですが・・・

それでも朝晩の涼しさは格別で白い三角屋根の軒並みの間にヤシの木が葉を広げ、月など出ていると南の国へ来たんだなという感慨にふけります。どこかで見た風景と思っていたらたぶん速水御舟あたりの絵にあったような気がします。
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by czb12447 | 2011-02-25 23:58 | Luang Prabarng

にぎやかな博物館の毎日

修復仏像展のせいもあって日本人の来客が多い。今日は修復の柳本教授のもとで短期に手伝いに来ている女性が、私の住んでいる富士宮市から来ているという事がわかった。もう一人、展示室の入口に立って英語でも日本語でも語りかけているのがジル・エマ・ストロースマン講師で身大の英語の先生だという。日本には40年くらいいるのでバイリンガルな才女。

館長を訪ねてきた老夫妻は十数年前、館長が埼玉県立博物館に研修に行った時ホームステイを受け入れてくださった方で、毎年来ているという。館長の母校のBAN-OU小学校には毎回文房具などの支援物品を携えてくるのだそうだ。

夕方仕事が終わると週末だし、「ビールを飲みましょう」と誘われ、館長以下学芸スタッフそろって木の下のベンチで酒盛りが始まる。ビールたくさんあるのにコップ少ないなとみていると、順番に飲み干しては回していくのだ。これがラオス式かとみていると、二
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本の瓶を合わせて器用に栓抜きも使わず栓を抜く、は~これもラオス式かと妙に感心した。誰かが持ってきた生春巻きとホルモンみたいな肉をつまみに楽しいひと時。若い連中と交流が図れてよかった。
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by czb12447 | 2011-02-19 00:42 | 国立王宮博物館

謁見の間 撮影

ルアンパバン王宮博物館の内部は撮影禁止なのでどんなふうになっているのか皆目わかりませんでした。内部で仕事をしてみて予想を上回る素晴らしさです。

すでに植民地化し傀儡政権と化していたフランスが、外向けには一応ラオスの王政を保護しているという形をとるために、立派な王宮を築いたのです。

その王宮の目玉の「謁見の間」には、全壁面赤地に鏡面や色ガラスを使ってモザイク画が描かれている。外光や照明に輝いて角度によってキラキラ輝き目を奪われる美しさです。

写真が公開されてない理由の一つに曲面があったり陰に隠れていたり、壁画の前にも玉座や展示ケースなどさまざまなものが置かれ、とても撮影しにくいのです。

今回、オーストラリア国立博物館のカメラマン
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が短期のビジネス・ヴォランティア(ABV=日本のシニア海外ヴォランティアのようなもの)撮影指導に入っていたので、実習をかねての撮影となったようです。

日本もさまざまな撮影機材を寄贈していますが、大型のデジカメがありませんでした。今回は彼はカメラ持参で一テラのHDDも寄贈していきます。撮った写真はフォトショップに落として修正しながら壮大な絵解きの仏教説話を
画面で見れるようにしようとの狙いです。

撮影の区切りに撮影したスタッフの写真ですが、部屋の雰囲気を感じ取ってください。私が部屋全体の写真を公開するわけにはいきませんのでここまでです。
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by czb12447 | 2011-02-17 07:46

先輩隊員へのメール

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A子様
ようやく博物館に出勤し始めました.
まだまだ分からないことだらけでが、予想をいい意味で裏切られています。スタッフはドアンティトさんを中心に5人いますが、大体英語が通じます。私のプアーイングリシュの方が迷惑をかけているほどです。

ラッキーなことに2か月の日程でオーストラリア国立博物館のジョージというカメラマンが来ています。とても気さくで仕事人です。まだ二日しか会っていませんが、昨日の火曜のメンテ日に一日付き合い、例の壁画の撮影をしました。大型のデジカメも最新のデスクトップPCもどこかから寄贈になっていて、日本の援助の三脚や照明具を使って撮影しました。それらをフォトショップを使って画像処理をして斜め補正や色校正をします。まさにユニバーサルスタイルになっていました。彼は自動バックアップの取れる一テラの外付けHDDを持参してきていて使い方を講習していました。
実は私も高速スキャナーを持ってきているので、うまく使えればおいていくつもりです。

いずれにせよ日本の援助マークがペタペタ張られた機材や空調機は何とか頑張っているようです。特にニコンのカメラレンズはデジカメでも使えるとカメラマン氏は言っています。日本、豪州、ラオスの共同プロジェクットはうまくスタートしています。私の任務にも関係があるのでこの時期一緒にいられるのは天の思し召しのようです。


A子さんが希望してできなかったあの部屋の撮影が3回の休館日で来週終わりそうです。彼のすごいところはカメラのシャッターを自分で押さないところです。彼の指導でドアンチットもノイもセンポンもできるようです。私も使い方を習わなくてはなりません。

さて、収蔵庫ですがほとんど手つかずでドアンチットもアキコが帰って5年、何も進んでいないというようなことを言っていました。私はこれからじっくり考えますが、現物を酸性紙から離すこと、それらを中性紙箱に移すこと、スキャニングすること、データベース化することが課題かなと思っています。日本ならまずやる燻蒸処理をどうするか、現に虫が生きているのでまだまだ虫害、カビ害が進みそうです。

天の思し召しといえば住居もこじんまりした一戸立ちの新築住宅が見つかりました。13号線の外でやや遠いのですが、私の足では自転車で15分かかりません。静かで眺めがよくタラートが近くてワイフが気に入りました。

これから2年、マイペースでラオスペースとも適当に歩調を合わせながら、楽しいラオス報告が書けるように毎日を送ります。活動報告はブログにあげますので覗いて見て下さい。http://czb12447.exblog.jp/

暑くなる一方のラオスと違い、まだまだ寒いことと思いますので、赤ちゃんともどもご自愛ください。
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by czb12447 | 2011-02-16 07:17 | 国立王宮博物館

仕事が始まった

先週は五月雨式に職場に顔を出していたので、さしたる緊張感もなく8時半に歩いて出勤した。

学芸員室は朝からお茶を飲んだりリラックスした雰囲気で、仕事の打ち合わせやら自然な感じで好意的だ。これというのも先月から滞在しているキャンベラのオーストラリア国立博物館のカメラマンがとても人柄もよく私に対して個々の仕組みなどを熱心に教えてくれることにもよる
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5人のスタッフは全員私の半分以下の年齢で、親子のような関係だ。まずは館内を案内していただいたが、欧米人の観光客であふれていて見どころの多い博物館だ。ここでスタッフの一員としてはたらけることに改めて喜びがわいてきた。

展示場とはいえ宮殿をそのまま公開しているので、謁見の間の豪華なモザイク壁画などは撮影禁止のためここで見るしかないので初めて見る者には圧倒的な迫力で迫ってくる。王の接見の間には1930年代フランス女性画家がルアンパバンの一日と題した大壁画が壁を覆いこれも美術館並みの展示の目玉といえよう。

王の祈祷のための仏間、身の回り品や各国からの贈答品などとてもきれいに展示されており、ビエンチャンの国立博物館から見ると雲泥の差だ。(よかった)

野外に回ると王のボートやシトロエンなどフランス製の車も展示している。これを50年以上も維持してきたのは大変なことだ。ほかにもその2階にはドイツのカメラマンのルアンパバンの僧侶を撮った写真展、裏に回って先週お目にかかった柳本教授の仏像修復室も作業現場を公開している。

5,6人のラオス人スタッフが黙々と仏像の修復にあたっていたが、教授によれば多少乱暴なこともあるが現実に着々と復元修復ができており、本来遺棄されるほどの仏像もここで蘇っており大きな成果だという。

修復室や敷地入口左側の大きな会議場は隔日の民俗舞踊の部屋でこれらは別の組織だという。


午後からはいよいよ私もかかわる収蔵庫を案内していただいたが、すごいことになっている。おびただしい書類を紐で括っただけで山積しているフランス語の書類や雑誌類・・・一部屋まるまる写真とアルバムだけの部屋(主戦場)、もちろん考古品や衣装、食器や家具まで。

全部とは言わないまでも、自分なりの手法でこれらの保存と活用が図られるようわずかでも協力していかなければならないという熱い思いがわいてきた。
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by czb12447 | 2011-02-15 08:48 | 国立王宮博物館

博物館でセレモニー!

「修復仏像展 ラオスと日本の共同プロジェクト10周年記念展」開催記念式典今日は博物館を舞台に初めて仕事らしい行事に参加した。これは身延山大学の柳本伊佐雄教授を中心とするプロジェクトグループが、10年にわたってルアンパバンの仏像の修復にあたってきて修復の終わった14体を展示したもの。修復予定の状態のいい仏像も3体展示していたので合計17体のはずが16体。

さて、このプロジェクトが始まった2001年9月から2005年9月まで、世界遺産地域内の35か寺の基本台帳を作って1174体の仏像を確認したという。その後2009年3月と2010年3月の再調査の結果によると、なんと97体もの仏像が紛失していたという。集団または個人による盗難とみられるが、最初の部屋は紛失仏像の写真を一括展示している。日本なら大事件として報道されるところだ。
修復した一体も盗まれたので一体足りないわけです。

朝10時から始まった記念式典ではラオス情報文化省工藝局長の挨拶やら身延山大学の理事長のあいさつなどあったが、この日ビエンチャンから駆け付けた横田順子大使の祝辞なども含まれ華やかな式典であった。

テープカットなど日本と変わらないセレモニーのあと会場見学さらに柳本教授案内で修復室なども見せていただいた。修復に使うラオス原産の漆をこれから育て10年、20年かけてようやく修復に使える材料ができるとか、仏像と同じ材質の木材が現在伐採禁止となっておりどうやって手に入れるかなど課題山積の模様を教授にうかがった。

南の太陽のもと博物館の庭の木陰で開催されたレセプションは、ヤシの木も茂る風情あふれたシュチュエーションで楽しく有意義な時間を過ごした。私のテーブルではフィンランド人のアーティスト夫妻やフランス人建築家、日本人でチャンマイ~日本~ルアンパバンを駆け回っている女性実業家など多彩な面々と知己を得た。(2011.2.13)

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by czb12447 | 2011-02-14 18:34 | ミュージアム

タマリンド

メコン川ビューのレストラン\(^o^)/タマリンドには先日行って満席で断わられた。今夜は遅目に行きやっと席が取れたo(^▽^)o
安くて美味しいのでこの日も西欧人でいっぱい。オリジナル ラオ料理をいただきました。

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by czb12447 | 2011-02-12 03:48

博物館に第一歩

カーッと暑い日差しの照りつけルアンパバン空港に降り立ったのが昨日10時過ぎ・・・こりゃビエンチャンより暑いやと思うくらい。ラオ航空は双発の60人乗り程のエアバスタイプ。ただぴろい平原にしか見えない小さな国際空港だ。歴史的な一歩をこの最終目的地ルアンパバンに記したのだ。

知事公舎に知事を表敬訪問。やはりシンのよく似合うJOCV隊員のラオ語のあいさつの受けもよく和やかに懇談。私もたどたどしいラオ語で国立ホピピタパンにお世話になることを話す。

その後、午後には博物館の館長を表敬、あいさつだけだったが共通の友人のプロフェッサー森田や以前ここに赴任した川島、鈴木隊員の話で盛り上がる。

館長は40代のここでは珍しい考古学の専門家、英語もラオ語も中国語もでき、日本語での会話も何にも問題ないのが最大の収穫。埼玉県県立博物館に一年研修に行っていて、日本人の家庭にホームステイしていたのだそうだ。

まさに私のためにすべてがお膳だてされているかのような幸先のいい職場館環境という事になる。知事公舎の前を通った時、次はここで働くことになるのですとおっしゃったので、いま館長で専門を生かさることがどれだけこの国の博物館の発展に役立つのか計り知れない。(今の副知事さんも前の博物館長)

2日目は8時半に出勤、学芸スタッフ5人に紹介していただいた。みな20-30代くらいで若く、経験に乏しいのでなんでも教えてやってほしい。好きなように動いてくださいとのこと。やりがいのある言葉であった。

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by czb12447 | 2011-02-08 17:47 | ミュージアム

ルアンパバンに着きました

ルアンパバンに移りました。まだ何もわかりませんが、観光客でごった返していて活気ある町の印象です。当面の宿舎は王宮の隣のPhounsab Guesthouseという古い建物です。この町のど真ん中なのでいろんな便は最高いいところです。

今日は知事公舎で知事にあいさつ、博物館で館長
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にあいさつしてきました。若い聡明な女性館長でこれからの活動が楽しみです。大勢の観光客の訪れる内側にいてお迎えするのは王様になった気分です。

しばらくはこのゲストハウスから通勤し、家さがしをすることになります。ホテル暮らしはビエンチャンで一カ月、まだまだ旅が続く感じですが、外食しかできないのがつらいところ。早く自分のハウスで自炊がしたい。そんな日本を離れて33日目の夜を迎えています。
また詳しい事は後程報告します。

ルアンパバン最初の夜・・
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by czb12447 | 2011-02-08 01:41

ラオ語終了しました。

ラオス・ビエンチャンでの暮らしも一月なろうとしている。前半はSV総会やらさまざまなここでの暮らしのオリエンテーションに明け暮れた。

そして後半、3週間弱は毎日ラオ語のもう特訓・・・人生後半にこんなに勉強したことがあっただろうか。9時から4時までみっちりというか、適当に息抜きもあって誰も脱落せず最終日に修了証書をいただいた。

最終日は5分間スピーチということで3日ほどの準備期間は必死で文章を考え、前日は読む練習とあいなった。できるだけ原稿を見ないでやるようにということで、なかなか文章を覚えるのも厄介なことであった。

それでも11人のメンバーは何とか校長先生や語学学校の先生方の前でやりきって、やったーというよりもう通わなくていいんだ・・という安ど感が先に立った。紙芝居のように発表することを絵や写真をつかって発表した。

私は富士山と姫路城の写真を見せながら話したが、覚えつもりの単語が出てこない・・・だいぶ老化しているな。と思うしかない。

それでも苦労人のアーチャン・ソンサイの熱心な指導のおかげで最後まで来れたことに感謝して一席設けたのだが、彼の方がお土産まで用意してくれて感激だった。きけばゲストハウスでアルバイトをしているとき知り合った外国人の援助で大学に行かせてもらい英語もしっかりできるようになったという。まだ30歳独身。

彼にこたえて、いる間に何とかラオス語で意志が通じるように努力しよう。

何度か言っていた彼の言葉が印象に残っている。
Study practice and use regulaly will have succcessful.
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by czb12447 | 2011-02-05 21:35

ラオス・ルアンパバーンの暮らしと国立博物館をレポート


by czb12447
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